Cortex-M0版mbed
今、mbed.orgではCortex-M0版のmbedの情報が徐々に公開されています。
どうやら搭載されるマイコンはLPC11U24になるようです。
(LPC11U24のデータシートがNXPオフィシャルで見つからない?⇒ここで見れます)
スペックは以下になる様です。
クロック:48MHz
Flash:32KB
SRAM:8KB
デジタル入出力 x 30
アナログ入力 x 6 (10bit)
UARTx1
SPIx2
I2Cx1
USB(デバイス側)
M3版との比較としては
M3版(LPC1768) | M0版(LPC11U24) | |
クロック | 96MHz | 48MHz |
FLASH | 512KB | 32KB |
SRAM | 64KB | 8KB |
デジタル入出力 | 26 | 30 |
PWM出力 | 6 | ここ参照 |
アナログ入力 | 6(12bit) | 6(10bit) |
アナログ出力 | 1 | 無し |
UART | 3 | 1 |
SPI | 2 | 2 |
I2C | 2 | 1 |
USB | ホスト/デバイス | デバイス |
LAN | 1 | 無し |
CAN | 2 | 無し |
ピンは互換性があり、今までのmbedベースボードも利用できそうですね。
(但しLANは使えない)
M0版はDeepSleep対応でバッテリを使ったアプリケーションなどで省電力化にも期待できそうです。中央の電源・アクセスLEDもコントロールできるのかな?
M0版もオンラインコンパイラ対応で、上記のペリフェラルの範囲であればM3版と同じソースコードをM0版でコンパイルし直せば動く感じ。
私が書いたトランジスタ技術2011年9月号のmbed 3分クッキング(USBタッチパネル・キーボード)がソースコードそのまま動けば手軽にUSB機器を自作することができますね。
あとは価格がどのぐらいになるかです。
日本だと4200円~4500円ぐらいの値段です。
M0版は廉価版ではなく、低消費電力アプリケーション向け。
サービスを考えると妥当な値段です。
機能やサービスを考えるとM3版もかなり安いと思いますが、趣味人にはちょっと躊躇する値段ですね。
少なくともArduinoやLPCXpressoと同じぐらい価格になってほしいですが、mbedチップとフラッシュ、サービスを考えると厳しいのかな気もします。
とりあえず日本で手に入る様になったらいろいろいじってみたいです。
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